Restore スーパーカブ ホイール組み
C90 スーパーカブ ホイールリム
通称行灯カブ C90のホイールリム組
現状把握
フロントリムはサビがひどいので交換
スポークもサビがひどく痩せてきて危険な状態、交換します。
朽ちています。
ベアリングの動きがスムーズでは無いので交換
ハブは再塗装
リヤホイールは50cc用の細い1.2インチのリムが付いていたので本来の1.4インチリムに交換します。
スポークは使えるのでスペアとして再生し、組み込みは新しいスポークで組みます。
ベアリング交換。ダンパーラバーは再利用。
分解
ベアリングプーラーを使用しハブベアリングを外します。
ニップルがサビで回らないのでスポークをカットして分解することにしました。
使用可能なリヤスポークは予備部品として保管。
部品のレストア
レンジクリーナーで汚れ落とし
エンジンコンディショナーも利用
メタルコンパウンドで磨きスポークはレストア完成
ハブはサンドブラストで塗装を剥離し、再塗装します。
剥離完了
ストーブの上にハブを置き、多少膨張させベアリングを入れるのをスムーズにします。
完成。
マスキングをし、塗装をします。
今回はスプレーを使用。
40度位に温めたお湯にドボン!
冬場にはオススメ
細かな霧状になります。
塗装
ストーブの前で焼き付け
組み立て
最初に組むのはインナーのスポーク18本
左右ともにインナースポーク。外から内側に入れるスポークで、曲がりが浅いスポークです。
次に外側のスポーク18本を組みます。
内側から外に向けて組むスポークで、ネックの曲がりが90度以上あるスポークです。
ホイールの振れを調整。
横2mm、縦2mm
スポークの張りはフロント2,8ニュートン、リヤ3,2ニュートンで組みました。
スポーク用のトルクレンチです。
スポークの張り調整に使用します。
カブのニップルサイズは4.5mmですが、トルクレンチにこのサイズのアタッチメントが無く、6.5mmに2mmのスペーサーをアルミを作り使用しました。
スポークやニップルのネジ切りが甘くスペアーを使用しました。
市販のホイールはスポーク穴が7mmあります。純正は6mm位
規定値以内に完成。