Hobby
サンドブラスター制作(2011.5.20)
塩ビ管の種類
以前から塩ビ管を使ったサンドブラスターを作ろうと思い資材の購入をしていたのだが中々先に進まないでいました。
ローラースルーのレストアがスタートしたのに合わせて製作をすることにしました。
多くのホームページで色々なサンドブラスターが紹介されていますが、その中でも直圧型と呼ばれるブラスターは容器内にあるメディア(砂)に直接圧力を掛け、少ない圧力で大きな能力を発揮するブラスターとして紹介されています。今回はその直圧型のブラスターの製作を記録していきます。
今回使用する通称塩ビ管と呼ばれているグレーの管は硬質塩化ビニル管と呼ばれている管です。
その中にもVP管、VU管があり、厚みに違いがあります。
写真の左側の管は呼び方75と呼ばれている管で外形の基本寸法は89mmです。内径は77mm、厚みは約5.9mmあります。右側のVU管は外形の基本寸法は89mmです。内径は83mm、厚みは約2.7mmです。内圧を掛けるので厚みのあるVP管を使用して作成していきます。
本来の使用方法とは違った使い方なので製作される方は、個人責任でお願いします。
エンドに付けるキャップ
TSキャップと呼ばれる止水用キャップで、呼び方は75TSキャップ。65からは頭が写真の様に丸くなっいるようです。
設計図
呼び75mmのVP管を1M使用し、その上下にTSキャップを取り付けて砂の容器にする方法です。
組み付け
図面をベースに各パーツを組み付けし仮置きしてみます。
シールテープの巻き方
シールテープはニップル等でつなぎ合わせる場所には必ず使用します。写真の様に最初はネジの先端1~2山はシールを巻かずに途中から右巻きに重ねながら巻きます。私は3周程巻きます。
タップを立てる
製作の作業の中で一番大変な場所です。と言うかこのタップをたてる作業以外は簡単と言うことです。今回使用したタップはPT3/8と呼ばれるタップでテーパーに仕上がるタップです。下穴は14.5mmであけます。左がドリル14.5mm右かタップです。サイズはPT3/8
下穴あけ
14.5mmの穴を開けるには最初に3mm位の穴を開け次に4mmと言うように1mmずつ大きくしていくとスムーズに穴は開きます。TSキャップは万力でしっかりと挟んであけます。ボール盤などでは垂直にきれいに開けることが出来ます。
タップたて(PT3/8)
タップを回す工具が無いので(サイズが大きすぎて持っていない)モンキーレンチで右回りに回してネジを切っていきます。90°位回して少しもとに戻し又右に90°と言うようにキリコを出しながら回していきます。注意点は、キャップに対して90°にタップを立てていくこと。最初がとても肝心です。私は2つとも斜めにタップが切れてしまいました。まあいいか??
継ぎ手ニップルでテスト
タップはテーパー状に切れていくため余り深く切っていくとドンドン大きくなっいってしまう為時々継ぎ手のニップルを取り付けてテストをしながら切っていきます。ニップルが全部回っては入ってしまうようではタップを深く切りすぎです。
タップたて完了
こんな感じでタップを立てます。これをTSキャップ2個作成します。
組み付け
後は組みつけていきます。
組み付け(減圧レギュレーター)
減圧レギュレーターです。かなり圧力を落とし作業しても十分に能力はあるようです。2Kまで減圧して使用する予定です。
完成
左は75mm×1mでアルミナ用。右は75mm×1mでガラスビース用です。