発売50周年を迎えた発電機E300を紹介します。
1965年、片手で持ち運べる画期的な小型発電機が発売されました。
E300、それがHondaの作った最初の発電機でした。
(実は1964年にE40が海外に輸出されていましたが国内ではE300が最初になります)
E300の銀色に光る取っ手には本田宗一郎さんの思いが込められているんですよ。
片手で持ち運べるといっても18Kgありますのでちょっとキツいですよね。
そこで宗一郎さんが担当者に言ったのは『女性が手を差しのべて一緒に持った時に愛が芽生える様な取っ手にしろ』だったんです。
設計している担当者はびっくりポンですね。
そして出来たのが、内側がすべて優しい角の取れたアールの形状になったわけです。
ホンダ携帯発電機として1965年に発売されたE300は、その後も改良を加えながら15年にわたる超ロングセラーとなりました。
エンジン・耕運機に続く第三商品を模索する中で、「一家に一台 携帯発電機」の夢を持ってE300を開発したのです。
●発電方式:2極永久磁石式交流発電機
●排気量:55.4cc
●最高出力:1.1PS/3,600rpm
●交流出力:60Hz 100V-300W
●重量:18kg
●当時の価格:¥47,500
Hondaのホームページでも紹介されています。
http://www.honda.co.jp/generator/50th/
生産は浜松製作所です。
検査風景
全国に出荷
15年間で50万台以上も発売されて世界のすみずみまで浸透していきました。
そしてホンダ携帯発電機を市場に定着させたのです。
2017年春?
そして、2017年春、携帯発電機ではなく『携帯蓄電池』が発売される予定です。
(噂です(^_^;))
6Kgなので一人で持てるけど!
取っ手の形状は継承されていますねσ(^_^;)
東京モーターショーで取っ手を観たとき嬉しくなってしまいました。
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