オハヨー TACTです
東京モーターショーがやってきたね!
主人のツッチーも観に行くんだってさ
お目当てはHONDA SPORTS ・360 なんだよ
Hondaは今回のモーターショーでプロトタイプの軽自動車S660を公開するんだけど、このホンダSの原点でもある幻の車『HONDA SPORTS・360』が復元され展示されるんだってさ。
50年前の車を見に行くだよ 変なツッチーだね!
教えてもらったので『HONDA SPORTS・360』の事を少し紹介するね。
1962年の6月5日に第十一回全国ホンダ会総会が名古屋市の愛知文化講堂で盛大に開かれたんだけど、総会の関連行事として鈴鹿に建設中のサーキットにホンダ会会員を招き研究中の『HONDA SPORTS・360』をお披露目したんだってさ。
本田宗一郎さんが真っ赤な『HONDA SPORTS・360』を運転して砂ぼこりをあげながら走行たんだよ。
当日発表された新製品の中で、軽四輪のスポーツカーとトラックは、以前より多くの社員から強い掲載希望もあったので、お披露目を機会にその外貌を1962年6月号の社報に掲載したんだよ。
出典:1962年6月号社報より
そしてその年の10月24日(一般公開は25日から)第9回全国自動車ショーに出展し、大変な人気だったんだよ。
社報の特集号ではこんな紹介をしていますよ
以下記事より
軽四輪の展示場は、黒山の人だかりだった。
「アレがホンダのスポーツカーだ!」
他社の展示場から、次々と観客が移動してくる。
ことに学生や若いサラリーマンが多い。
係員も応答におおわらわである。
「カタログ、もうないんですか?」
「もうじき、印刷屋から届きますから…」
「このスポーツカーはいくらなんですか?」
「値段はまだ決まっておりませんが…」
「発売はいつになるの?」
「来春を予定しております」
「来春って何月ですか?」
「それはまだ…」
解答は大変苦しいようだ。
こんどの自動車ショウへは、本社、埼製、技研などから、延べ250人が説明員として繰り出された。
説明員も、ホンダの展示車にショウの人気が集中しただけに大へんな忙しさだった。
社報 特集号より抜粋
出典:社報特集号
自動車ショーに出展されながら、発売されることがなかった、幻の車なのです。
ショーの翌年の1963年には報道陣向けに試乗会まで開かれたのだが発売されなかったのです。
ショーモデルとなってしまった『HONDA SPORTS・360』は後に姿すらなくなってしまったのです。 かわいそう〜
この『HONDA SPORTS・360』を『技術の伝承』を主の目的として若い技術者からOBの方まで約70名の人たちゼロから復元してくれたのです。 やったー
だから、ツッチーはどうしても見に行きたいんだってさ。
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