『社史』 本田技研工業
昭和30年9月24日発行の7年史
小さな本ですがとても大きな志を感じる一冊を紹介します
1948年(昭和23年)9月24日、本田技研工業株式会社は誕生しました!
社長の本田宗一郎さん以下、従業員37名のスタートでした。
翌年10月には、終始最良のパートナーとして共に経営にあたった藤澤武夫さんが常務取締役として入社。
創業時に2人が目指したのは、「世界一のオートバイメーカー」になることでした。
それは、1958年8月のスーパーカブの発売、1959年6月のマン島 T Tレース出場、1960年4月の鈴鹿製作所の発足によって現実のものとなっていきました。
この『世界一』という夢をひたすら追い続けた12年間は世の中もHondaも混沌とした時代でした。
この苦境の時代に、本田宗一郎さん・藤澤武夫さんが『社報』などに書き綴り、後の世に語録となった文章が、この社史に掲載されているのです。
大きな志を感じる小さな一冊なのです!
社長はアロハシャツ?
役員
1948年(昭和23年)9月24日、本田技研工業株式会社が誕生!
最初の社史は7年後の1955年(昭和30年)9月24日に発行されました。
次の社史は50年史かな!?
社歌が紹介されています。
調べましたら社歌は昭和30年3月12日社逹第3号(30.3.12)で社長より「本田技研第1社歌として制定する。」とあります。
この社歌は永久不変のものではなく、良いものが出れば社歌としていくことがホンダ社報(30.3.15)に掲載されています。
本田宗一郎さん・藤澤武夫さんが激動の時代に、限りない夢とあふれる情熱を持って社報などに書き綴った文章がこの創立7周年記念に作った社史に掲載されています。
後に三代目社長の久米是志さんが『TOP ・TALKS』としてまとめられています。
このTOP・ TALKSをホームページで紹介していますので興味がありましたらご覧下さい!
本田宗一郎ミュージアム/TOP TALKSです(*^^*)
このホンダ7年史は平成11年2月に復刻版が発行されました。
当時従業員向けに配られていますので今後目にする機会は増えてくると思います。